イリュージョンコネクト

このゲームは美少女キャラが悪夢と戦っていくリアルタイムタクティカルRPGです。個人的にキャラ絵が良くてセクシーで可愛い子が多いしバトル時にデフォルメされたちびキャラがかなりの萌え要素でめっちゃ可愛かった。Live 2Dでの立ち絵の立体的な動きとか結構こだわってる要素が多いのが印象的でした。バトルはマス目に区切られたバトルフィールドでコスト消費によるリアルタイムバトルが売りな感じ。召喚したら自動戦闘だし少しだけタワーディフェンスのバトルっぽいところもありますね。少しテンポの悪さは気になるしもう少し倍速のスピードをあげてほしかった。

良いところが無いわけではなく、決して遊べないゲームではないのですが…。まず、敵が強くなるペースに対して、各種機能の開放ペースが遅い。特に出撃人数上限の開放は遅すぎる。というか、デッキ編成にコストの縛りがあるのだから人数制限なんてそもそも最初から不要なのでは？その結果として単騎でも強いSSRに頼りがちになるので、そりゃあ「戦略性皆無のSSR火力ゲー」などと揶揄されるのも仕方ないかと。レア度Rのキャラもなかなかユニークな特性を持ってるんですが、タンクはまだしも、攻撃系のRキャラはタンクの後ろに隠れようが範囲攻撃や全体攻撃で瞬時に溶かされる。タンクの意味とは。あと、物語中においてはほぼ空気である主人公が戦闘に参加するのも謎。授業参観の時に教室内に漂う「異質感」に似たものがある。純粋に美少女ゲームというわけでもなく、スピーディなバトルを優先させた結果タクティカルな面がおざなりになっている印象が強く、一体どのユーザー層をターゲットにしたゲームなのかイマイチ不明。ピンチな仲間を一旦撤退させて、回復させてから別の場所に再出撃とか、せめてそれぐらいの戦略性は欲しかったな。