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「ザ★アニメージ」ガンプラのパクリ?いやいやアニメ化も目指した珍シリーズ爆誕!時代と共に散った金型使いまわしの大傑作!楽しくなければプラモじゃない!【パチモノプラモ戦記】
画像出典:http://blogs.yahoo.co.jp/nandemoplamo/61893406.html 1980年代初頭。 それは「機動戦士ガンダム」のプラモデル、通称「ガンプラ」のブームが巻き起こっていた時代。 ガンプラ風のロボットプラモデルが多数発売され、パチモノとして世のパパさんや…
執筆 編集部
画像出典:http://blogs.yahoo.co.jp/nandemoplamo/61893406.html
1980年代初頭。
それは
「機動戦士ガンダム」のプラモデル、通称
「ガンプラ」のブームが巻き起こっていた時代。
ガンプラ風のロボットプラモデルが多数発売され、
パチモノとして世のパパさんやお子さんたちを苦しめた時代でもあり、その中に
アリイ社の
「太陽系戦隊ガルダン」もあった。
更に
ガルダンの血脈を受け継ぐシリーズがあったのを知っているだろうか?
1981年から発売した
SFロボットプラモデルシリーズ―――
「ザ★アニメージ」
架空のアニメ
「銀河伝説バイソン」に登場するとされるキャラクターモデルだ。
ただの
パチモノではない
珍妙なアイデアが盛り込まれた
意欲作でもあったコトを伝えたく筆を走らせよう。
画像出典:http://blogs.yahoo.co.jp/nandemoplamo/61893406.html
何かに
あと一歩だった作品
「ザ★アニメージ」を大特集!パチモノプラモの栄枯盛衰を括目して見よ!
楽しくなければプラモじゃない! by高橋昌也(プラモ狂四郎)
「ザ★アニメージ」って?
ガンプラを越える技術も!?
「太陽系戦隊ガルダン」シリーズでは、1975年に同社より発売していた
「合体ロボシリーズ」の
金型を流用し、動かない関節のロボットプラモのイメージが強かった。
画像出典:http://www.geocities.co.jp/Playtown/4937/models/baku.htm
だが、この
「ザ★アニメージ」シリーズのプラモは、
新規で金型が作られて
ガルダンとは
全く違うモノになっていた。
画像出典:http://blogs.yahoo.co.jp/nandemoplamo/61896295.html
1/76スケール(ガンプラの
1/100と同等サイズ)で作られ、実は他社で生産されていたロボットプラモデルより、足の関節の
可動範囲が広かったり、
腰に可動域を設けるなど
先見的アイデアが盛り込まれた意欲作。
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胸のハッチが開き、
コクピットが見えるなどの仕様は、1980年に株式会社タカラから発売されていた変形ロボット玩具
「ダイアクロン」シリーズの影響か?
パーツのヘタリと言う弱点もあったが、
関節のヘタリ防止対策を施したシリーズも作られるなど、同社の本気さが伺える。
ただし、おそらく原型師が別とされる
「量産型バトルスーツ」シリーズ(ガンプラの
1/144と同等サイズ:表記スケールは1/76)は、
パーツが組み合わないなどの粗さが目立った。
画像出典:http://blogs.yahoo.co.jp/nandemoplamo/61905179.html
一点集中で技術を注ぎ込んだ影響か?
画像出典:http://blogs.yahoo.co.jp/nandemoplamo/61905179.html
デザイン自体は
「機動戦士ガンダム」の
大河原邦夫さんの
「大河原立ち」のイラストを意識しすぎたのか、主役メカである
「バイソン」の顔は
常時下から見上げたようなモノになってしまっている。
たれ目の角無しガンダムって感じの風貌―――
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愛嬌はある!
やはり
ガンプラの影響は大きく、
リアルタイプシリーズに対抗して……
画像出典:http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/603029377.jpg
スーパーリアルタイプシリーズ登場!
パッケージもなかなか凝っていて、
意外とカッコいいってのが素晴らしい。……
パチモノ臭いのは抜けきらないんだが。
金型の流用が多いアリイ社らしく、実は
流用可能なパーツは
別々のランナーになっていたりする。
これは
経費削減の為なのだろうが、パーツを組み合わせるコトで
別のロボットが作り出せるという利点もあった。
意識してこれを企画していれば、もっと―――とは思うが、当時としてはここまでが限界だったのかも。
吸収されたガルダン
「ザ★アニメージ」には
「アニメージロボ」という
ミニプラモデルシリーズがあった。
画像出典:http://blogs.yahoo.co.jp/nandemoplamo/61967932.html
これ、元は
ニッシン商事より発売されていた
「ガルダンガム」の
金型を流用したプラモデルシリーズ。
そう!
ガルダンが帰ってきた!
名称はガルダンシリーズのまま、
オリジナルデザインのロボットとして展開していた。
画像出典:http://blogs.yahoo.co.jp/nandemoplamo/61967932.html
1982年になると、
「ミクロスーツ」と名称が変更されてシリーズは再度発売。
画像出典:http://blogs.yahoo.co.jp/y_sirais/4751551.html
名前と
一部武装を改変されたものの、
パッケージは一緒だったので、
どこかでみたな?的に避けられてしまった
悲劇のシリーズ。
やはりガルダンの悪名は、どこまでいっても
悲劇を生む!(詳しくはガルダン特集を見てくれ!)
アニメ化を目指したプラモシリーズ!?
アニメなどの原作がないシリーズである
「ザ★アニメージ」だが、キットには何故か
ストーリー漫画と
小さなセル画が入っていた。
画像出典:http://violonpp.blog24.fc2.com/blog-date-201107-28.html
漫画の展開も
珍妙で面白いのだが、
セル画が曲者。
このセル画は見ての通り着色されておらず、
色指定がついていて
自分で塗れというコトらしい。
しかも、当時の雑誌広告では
TVアニメシリーズの告知も!?
―――そして
セルワークの下請け募集まで!
つまりこの
セル画は―――
アニメーター養成の為の布石!?(絶句)
本気でアニメ化を目指していたようで、一時は
サンライズに持ち込もうと画策していたという(情報ソース「コミックGON 2号」インタビュー記事より)。
パクリ元にアニメ発注とか……
正気か!?
進化?退行?新展開!?
「ザ★アニメージ PART-Ⅱ」
1982年に入り、当時放映中の
「太陽の牙ダグラム」のヒットもあり
リアル路線のプラモデル作成がブームとなっていた。
そんな中、
「ザ★アニメージ」も
新展開に入る―――
画像出典:http://www.mandarake.co.jp/information/2011/02/25/12cmp05/
「ザ★アニメージ PART-Ⅱ」
「重装甲バトルコマンド」シリーズだ!
簡単に言ってしまえば、
バイソンシリーズと
リアルな戦車などの融合。
実に
アリイ社らしい……まるで―――
画像出典:http://www7.plala.or.jp/tinkiri/aku/sen/gundam/guldan.html
ガルダンシリーズの
合体(上図)を思い起こすのは、筆者だけだろうか?
今度のシリーズは、
ダグラムを意識しつつ
「超時空要塞マクロス」の
兵器の形状に似た造形を持つ特殊なロボット群になっていた。
画像出典:http://mandarake.co.jp/information/2009/03/07/21gcs49/index.html
それもそのハズ、当時の
アリイ社は
マクロスのプラモデル作成を請け負っており、この後はそちらにシフトしていくコトとなる。
バトルコマンド用に
20作品が予定されていたが、そのラインも全て
マクロスの商品化の為に変更されてしまう。
画像出典:http://macrossvf1.blog77.fc2.com/blog-entry-8.html
ジオラマセットの企画も
マクロスシリーズに流用され、
「ザ★アニメージ」のシリーズはバトルコマンド
8作品で終了となってしまった。
この後、アリイ社は
「超時空シリーズ」などのキャラクターモデルから、
艦船や
飛行機、
鉄道などの
スケールモデルのメーカーとして躍進し、現在では
鉄道モデルが有名な
「マイクロエース」となって愛好家に親しまれ続けている。
パチモノから始まったシリーズだが、個人的にはこういう
チャレンジ的な作品は嫌いではない。
少なからずファンもいるこの作品、みなさんはどう見るだろうか?
―――まぁ、
パチモノは
パチモノなんだけど。
アプリゲットが贈る「パチモノプラモ特集」もご覧ください!

ロボット大好き!記者むらさきが贈るロボットプラモのディープな世界「
パチモノプラモ戦記」をご覧ください......。