▲ろくろを回しながら語るオチャメな田口氏
最大8倍速まで加速するオートバトルには狙いがあった
▲出典:https://www.alchro.jp/character.html
――本作のバトルは全てオートで進行するゲーム性で最近だと珍しい形ですが、どのような狙いだったのでしょうか。
大川氏 スマホゲームって、最近はアクションバトルを推したものが多いじゃないですか。ただそういった本格的なのばかり遊び続けるのは疲れる上に、業界的にも飽和気味なんじゃないかと。そこで他社タイトルと住み分けできる「手軽に、かつ奥深く遊べるコンセプト」にしたいと決めました。
▲ストーリーモードはスタミナを消費しての進行
▲全スキップや、最大8倍速になる加速機能付き。
▲他社タイトルと本作の立ち位置分析(モザイク加工済み)
深いキャラ育成で駆け引きや流行の流れなどTCGのように楽しむ
▲出典:https://www.alchro.jp/character.html
▲全キャラに好きなスキル・アビリティを属性も問わずに継承可能
▲豊富なキャラカスタマイズ要素――キャラ育成や戦略性には自信がお有りのようですが、何か確信を持って挑まれているのでしょうか。 大川氏 うちにTCGのような対戦ゲームのシステムを造るのがとても上手な天才がいまして、バランス調整はその天才に一任してあります(笑) 歴代のアルテイルシリーズも彼が担当していたので、本作でもそういった面白さは期待してもらっていいです。
途中で脱落してしまうユーザーが減るような造りを意識
田口氏 他にも、新規ユーザーが脱落しないようなゲーム造りを意識しています。例えばスキルリボルバーは、最初は5つのうち1種類しかスキルがセットされていないので、発動確率が20%。他は弱い通常攻撃なんです。これを継承して埋めて100%発動するようにセットすると、一気に世界が広がって楽しくなる。
大川氏 うちとしてはここまで楽しんでもらいたいですが、最初のスカスカっぷりで諦めてしまうユーザーもいるかもしれない。出来るだけそうならないよう途中で動画による解説を添えたり、可能な限りのフォローをしていけるよう現在造ってます。
田口氏 スキル等の種類も、強い物だけじゃなくて初心者にも使いやすく配慮したのも多数用意しています。
大川氏 それにオートバトルというのも、負けちゃったけど自動だったし。スキルの運が悪かっただけ。と、初心者も上級者も割り切れるデザインになっています。プレイングの激しいゲームだと、頑張ったのに負けた時ってダメージが大きいんですよね。
大川氏 本作はプレイングの介入が無い前提なので、じゃあ次は違う構築でーと気持ちを切り替えやすい仕様になっています。良くも悪くもお手軽で、何度も挑みやすいように。
――ヒドイ負け方をすると、それだけで辞めてしまう人もいますもんね。それは面白い考えかと。
賞金100万円の大会やリアルイベントも決行
田口氏 リアルイベントとして大会の開催も予定していまして、各代表選手に集まってもらい、その場で戦ってもらう形式を予定しています。複数回の開催を予定していて、第1回は優勝賞金として100万円を用意しました。
――凄いですね、それは興味を惹かれてしまいます(笑) 総額でしょうか?
大川氏 社長が「優勝者に100万円」って言ったので優勝賞金です(笑) それだけ頑張って挑んでもらえる価値があるものにします。
オフラインならではの楽しさも最大限に活かせる
大川氏 バトル形式は色々考えていまして、一本先取や三本勝負とか。相手の出方を見て途中でパーティを変更するのも熱いでしょうし。 田口氏 大会での勝負は一瞬だけど、その分どれだけ準備をして大会に挑むかも醍醐味の1つです。格闘ロボットの大会って何ヶ月と前からプログラミングを構築して挑みますが、ああいった感じになると熱中できるかと。一本一本の勝負も重くなりますし。 大川氏 後は強い人同士が戦うだけじゃなく、色んな土台の用意を考えています。例えば特定の巫女キャラを必ず入れたデッキを指定するみたいに、同じ条件下で競いあえるような。最強以外にも、パーティの構築次第で色んな楽しみ方がある。それを思いっきり楽しんで貰えるような場所も用意したいです。
▲出典:http://www.4gamer.net/games/035/G003545/20120616005/TN/014.jpg▲アルテイルネット2のオフラインイベントでの様子
田口氏 本作の作風は大会のようなオフラインイベントに適していまして、盛り上がりどころが分かりやすいです。例えばバトルの開始時にはお互いのキャラがアビリティを発動するんですが、そこで大体パーティのコンセプトとかが予測できます。なので「まさかそんな構築で!?」というような驚きで会場が盛り上がる、なんて事が起きるかも。 大川氏 それにバトル場面はプレイングに変わって、スキルリボルバーで選ばれる瞬間が熱いです。スキルの出方次第でワンサイドゲームや一発逆転が起こり得るので。ゲームの腕に自身が無くても、誰にでもチャンスがあって、対等に戦える。それって共感しやすくて万人が楽しめると思うんです。 大川氏 バトルの時間は等倍でもそこまで掛からないしプレイングで悩む場面も無いので、サクサク進められます。今までのTCGの大会だと、長いと40分も膠着状態が続くことがあって。本作なら2倍3倍と可変して加速できますし、進行も大変スムーズに行えます。 ――オートバトルだからこその楽しみも、大会では新鮮に楽しめそうですね。
ぶっちゃけた話、札束ゲーにならないかと心配なのですが……
――非常に言いにくいんですが……プレイングが介入しない以上、課金する人=強いゲームになってしまわないかと心配です。 大川氏 もちろんガチャ前提での環境にもできますが、そうならないように作っています(キッパリ) 田口氏 降臨クエストのようなゲーム内イベントの開催も用意していて、お金を掛けずともパーティを強化していけるような設計をしています。それにプレイングが無いとは言え、パーティの構築次第でいくらでも変わるゲームですから。どれだけ上手く準備を重ねたか、という部分で差が付きます。
大川氏 11人の巫女キャラはストーリーを進めると全員無料で手に入るんですが、最初はガチャの排出キャラにしようかなという話があったんです。でも、やっぱり本作を楽しんでもらう為に必要なんだと押し切りました。
田口氏 一線級に強いのですが、これも大川の「こだわり」だったので苦労しました(笑) その分、満足してもらえるキャラになったかと。
▲出典:https://assets.nakamap.com/img/article/a625633380292ca1b6905b1eadce3b2d495744de_raw.jpg
プレイヤーに楽しく遊んで貰えるよう、サービスの向上と維持が運営する上で一番大事
大川氏 作風的にどうしてもソシャゲ色は出てしまいますが、そこはある程度割り切って。出来る限りユーザーに優しく。そして売上は還元できるようにしていきたいです。うちの社風でもあるんですが商売うんぬん以前に、まずはユーザーに楽しいと感じてもらえるのが一番だと思っています。
田口氏 派手に新キャラ追加とかをしまくるより、TCGライクな考えで現在の環境に手を加えたり。まずは今遊んでくれているプレイヤーを大事に、末永く遊んでくれるように。
大川氏 大会のようなオンラインイベントは大きな影響があります。参加をモチベーションに繋げる人だけでなく、試合を見て周りの環境も活性化されていく……。TCG関係のノウハウは長くて自信があるので、それを活かして丁寧な環境造りのできる運営を目指します。
コラボイベントも順次計画中
――コラボイベント等は開催を予定されているのでしょうか。
田口氏 リリース前ですが、現在進行中です。専門学校 HAL(東京・大阪・名古屋)との実施を予定していて、全員が着れる制服の衣装デザインや、モンスターデザインを手伝ってもらっています。それだけでなく、ステージとしても「HALゾーン」のようなものも予定していたり。
大川氏 映画監督方面の繋がりで、地下アイドルの仮面女子さんとも手を組めたらなーとも思っています。3次元とのコラボも中々盛り上がると思うので(笑)
――本作はファンタジーな世界観が結構ガチガチですが、そこは問題ないのでしょうか。
田口氏 ストーリーモードを遊んでもらうと分かるんですが、神様が色んな世界線に干渉していくお話になります。つまり、そのコラボ先との世界線に繋がったと考えれば……。
――その手がありましたか!
大川氏 ある程度何をやっても許されるって雰囲気と設定にしてあります。それこそ11人の巫女の世界はそれぞれ違った特徴を持ちますし。想像の余地というか、受け皿を広くしてプレイヤーが自由に楽しんでもらえるようには意識しています。
気になるリリース開始日は?
――そろそろ秋も終わりに近づいていますが、リリース予定日が決まっていましたら教えてください。 大川氏 11月……11月中予定ということで、どうか(笑) 田口氏 豪華特典が付いた事前登録キャンペーンもやっていますので、ゼヒ登録を宜しくお願いします!
――本日は、誠にありがとうございました!
インタビューを終えて
お二人共々誠意を持って応えていただけた事にお礼申し上げます。個人的にとても楽しい時間を過ごさせてもらえました。
様々な業界で活躍をされる方々が結託して作品を造られているので興味深かったです。TCGを運営されていることもあり、斬新な視点からアプリ事業に取り組まれているように感じられました。
巫女達のようなキャラへのこだわりだけでなく、UIのような格式高いビジュアル面も、細部まで熱意を持って練り込まれている事が伝わりました。
前述したように最初は課金バランス面に不安を感じていましたが、真摯に堂々と「面白い作品造り」をされている話を伺い、きっと期待に違わない作品にしてくれると払拭してくれました。
遊んでくれるユーザーを第一にという理念も、付いてきてくれる人こそ大切に、手厚く歓迎して楽しんでもらえるように。
今のスマホアプリ業界とは、少し違ったアプローチを多々展開していってくれそうで楽しみです。1ファンとして応援しております!頑張ってください!
■前編へのリンク https://appget.com/c/game_topics/214954/alchro-10/ ■公式ページ https://www.alchro.jp/ ©Coreedge Inc. 2016 ALL RIGHTS RESERVED.






