チェインクロニクル(チェンクロ)。既に3周年を迎えて、放映されたTVアニメでも人気を博した。スマホゲームが好きな人なら知らないほうが珍しいであろう有名作品だ。
▲左が松永氏、右が小林氏。
書き手の遊び心から名言やドラマが生まれていた
――総勢900人近くのキャラがいますが、全てを取り扱うのは大変でしょうか。 松永氏: 年を経る毎に大変ですね(笑) 中には生き字引みたいなスタッフがいてくれて「このキャラはこういう言動していいのか?」と正してくれます。以前こんな発言してたとか。 そういう中枢の何人かのスタッフを責任者として、ライターさんが確認しつつシナリオを作成しています。2部までの全キャラを記憶していたり。 新キャラを作る際も、過去のデータと比較して性格や設定が被らないようにしています。年々作業コストが増えていますね。 キャラクター毎にWIKIがあればいいのではと言われるんですが、実際に知りたいことってプロフィール的なことじゃなく、こいつとこいつはどれくらい親しいのかとか、すごく曖昧で細かい情報でWIKIにするのはムリなので、本当に人頼みでやっています。
▲少し広げるだけでも壮観だ松永氏: 設定もどんどん増えています。私としては自分の書いた設定よりも、現場のライターさんの考えてくれた設定が膨らんでいくほうが好きです。 確たる世界観はこちらで請け負い、後は自由に広げてもらう。4年近く追加を続けているからこそ、場面場面のパッションといった計算外から生まれる。
▲男女みな平等に口にします
▲発祥なのに騎士団要素0だった
総勢30名近くもの人達によって物語が創られている
――合計すると何名くらいのライターさんが関わっているのでしょうか。 松永氏: 大体30名くらいですかね。コラボクエストは外部の方に描き下ろしていただくこともありますし。 小林氏: プロットや要望だけ先方からお受けして作成する場合もあります。時には凄いファンでいただいて、熱心にやってもらえる事もあります。 松永氏: 担当は、結構その時の勢いで決まることも多いです。サクラ大戦コラボなんかは当時のシリーズ担当スタッフさんが全て担当してくれました。僕も当時遊んでいたんで嬉しかったです(笑) 世界観は統一して私が監修しています。3部は新しい試みで、世界観のほうも担当の方と話し合いつつ構築しています。それぞれ違う味を楽しんで欲しいということで。
新キャラの実装は前後のバランスが非常に重要
――新キャラを出す際に注意、心掛けられている事はおありでしょうか? 松永氏: 既存キャラとキャラクター性が被ってしまわないことは勿論ですし、被っていないにしても、キャラ制作の中で「近い系統のキャラを続けない」というのも気をつけています。 イラストや性格、キャラの背景や扱いもそうですし、世界観的な視点でのポジションなども分類しながら監修していまして。 運営チームが、なんというかテイストを変えたいと思ったときに、そういうキャラがちゃんと用意されている状況が維持できるよう制作しています。 ――ということは、ユーザーからのニーズや需要をかなり把握されているのでしょうか? 小林氏: 制作側として押し出したい方向を実装することもありますが、求められる物にお答えできるようにすることもあります。 キャラクター性やストーリーなど、何かしらのエッセンスの反響が良いというのはありますね。一概にパターン化されている訳ではないのですが。
▲多様な物語がバランスよく配信される松永氏: そのうえで運営チームの、前後のイベントとのコンセプトや、同じ職業を連続して出さないといったバトルバランスの調整で、最終的に何が登場するかという判断がされているという感じですね。これはかなり大変そうです。 存在が明かされているのに中々出ないキャラに関しては、ストーリーの進展具合もありますが、そのへんの運営計画のずれで、半年とか先に延びたりするケースが多いですね。 ――半年先。かなり長期的なスパンで実装を予定されているのですね。 松永氏: たとえば、ある人気キャラが開発のほうで完成して、運営チームに渡したとして。 でもすでに近日、同じ職業で似たようなポジションのキャラが実装予定になっていて、イベントもすでに作られていたりすると、連続で同じテーマのイベントをやるわけにはいかないですから。 何ケ月か後になって……とバランスよくローテを組むと、それくらいのブランクが空いたりするんです。 本当に調整は大変そうです。なので、できるだけ運営チームにバランスよくキャラを用意してあげたいなと、開発者としては思うわけです。
▲色んな事情があります。
第3回チェンクロインタビューまとめ
個人的にはズェアァアが大好きだったので嬉しかった。他にも制作陣も楽しんで創っていることが伝わってくる事例は多いのではないだろうか。 新キャラ実装も様々な苦悩があるようだ。特に人気キャラの新バージョンとなると尚の事だろう。悩ましいものである。 インタビューの次回以降は、当記事の翌日毎に公開していく。まだまだ興味深い話があるのでお楽しみに! ・「チェンクロ3」インタビューまとめ(リンク)
傑作スマホRPGを自分の手で体験してみるべし!
「チェインクロニクル3」ゲームプレイレビュー
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